【FGO】『異端なるセイレム』感想、というか嘆き

2017年12月11日

 

さゆっとです。

 

 

プレイ終わりました。

いつもはさらっと他の話題の前置きとして触れていく程度に済ませるんですが、今回ばかりはすみません。

感想として色々述べさせてください。

 

一応、『FGO セイレム』で調べて紛れ込んできちゃった未クリアの人用にネタバレ全部ありで進行していきます。

 

 

前提

 

何故僕がここまで悲しんでるかという話ですが、1.5部で最も楽しみにしていたのがセイレムだったんですね。

情報出たときの期待度順としては、セイレム>剣豪>新宿>アガルタでした。

 

剣豪は剣ディルが出るかもしれないって希望だけで期待が大きかったですが、プレラーティ出てくるかもっていう同様な期待がありました。

アガルタに対しての知識が足りていなかったこともあって、セイラム魔女裁判という、群集の暴走により描かれるシナリオに多大な期待を膨らませることとなったのです。

ジルのマテリアルでも言及されていた、アビゲイルというただの被害者がどのような不幸を描いていくのだろうか、という妄想。

 

ところで、キーワードを今久し振りに見たんだけど「魔女裁判」と「魔女狩り」があるんですね。

違いわかってないのか。

キーワード抜いた奴≠めておなんかね。

 

置いておいて。

 

そういうことで完全に僕側の勝手な都合ではあったとは言え、期待値がバカ高かった。

その所為で今回のシナリオで満足が出来ませんでした。

ホント悪いのは僕です。

 

異端なる感想

 

なーにが異端じゃ、言いたいだけだろ。

 

 

第一の文句: 文章の読みにくさ

 

アガルタも文章が下手過ぎたんですが、アレはストーリーラインの面白く無さもあって、目がめっちゃすべるタイプの文章だったじゃないですか。

 

セイレムのはなんつーか曲がりくねってる文章って言うんですかね?

テキスト量を誤魔化す為にやたらと難しく言ったり、同じこと繰り返して言ったり、西尾維新にハマった文才の無いオタクが書いた文章に似ているって言うか。

 

重厚な雰囲気を表現したいということは理解できるんですが、それが冗長になってしまっている。

これが僕の印象です。

その辺をもうちょいシェイプして後半もうちょい丁寧に描写してくれればなあ。

 

しかし、本当にこれで最大ボリューム語るんですかね。

今年の年末レイドがトゥルーセイレムとかでない限り、カッスカスどころじゃないじゃん。

フォーリナー追加ってことでもう1騎くらいは何かしら来ると思うんですが。

アルターエゴのとき、しれっとキアラ来たみたいにさ。

 

 

第二の文句: 鯖のキャラブレ

 

メディアがキルケーであったように、他のカルデア鯖も誰かが演じている説が考察されていましたが、それくらいの設定のブレが大きかったのも気になりました。

 

だってロビンって不真面目代表じゃないじゃん。

主人公って今まであんなに慎重派な感じじゃなかったじゃん。

枚挙に暇は無いけど、それもこれもラウムの影響、セイレムによる汚染ってことで済ませるんだろうか。

 

ライターによる描写のブレって擁護が出来ないレベルじゃないッスか。

もう少し設定の共有をしてくれないと、考察ですら満足に出来ないと思うんですね。

ミスリードにもなってないただのライターのクセみたいなもんを、うんうん唸って考察するハメになるの愚か過ぎる。

 

 

第三の文句: 設定の粗

 

キャラブレの話と似たようなもんだけど、読後感の悪さ、って言うんですかね。

いやー、納得できねえ、みたいな。

 

聖杯の話にひとつも触れていないのに、お約束とばかりに配られた聖杯。

異端なんて地獄とおんなじようなもんだしってひょっこり出てきたメフィストフェレス。

そういうとこ。

 

例えばアビーにペンダントだかなんだか返さなきゃ・・・・・・みたいなのは、ああ伏線なんだな、っていう書き手と読み手のキャッチボールが取れてるじゃない。

構えてるのに一向に投げられなかったり、別のことやってたら急に投げつけられたり。

解釈させる気が無い設定が多過ぎるんですよ。

 

もうちょいストレス無く読まさせてくれ。

 

第四の文句: 劇中劇演出

 

あれいる?

戦闘シーンの水増しだけで、何の意味も無かったですね。

 

三匹のジャンヌとかクッソつまらん蛇足に付き合わされた上、やたら固いし。

しかしながら世界は広いもんで、好意的な感想も少しはありました。

最も、面白かった!って感想言ってる奴らはスマホ太郎をイセスマって呼んでるような奴らだった。

 

確かにソロモンとシバの女王の一説に関しては、2部を見据えた際に語りたいものではあったと思う。

でもそれって、幕間なり最悪監獄塔みたいな短いイベント形式じゃダメだったんですか。

つーか、劇中劇中のシバの女王はシルエットにしとけよ。

 

大体、前からずっと言い続けてるけど。

監獄塔とかCCCみたいなストーリー的に重要なシナリオをどうして期間限定配信にしたんだろうな。

マナプリおよびレアプリ召喚を見直せ、マジで。

 

 

結果、劇中劇は面白くないコラ(ただ文字と画像入れただけ)を量産するだけのテンプレートになってしまいましたね。

面白いの作るのは期待してないから、せめてフォントは寄せろよ。

なんだメイリオってお前。

 

 

第五の文句: アビゲイルがアビゲイルだった点

 

アビゲイルって英雄でも偉人でもなんでもないでしょ。

だからといって伝承でもない、知名度も無い、ローカルな存在じゃん。

迷信からの云々、ねえ。

 

だからこそ、果たして本当に少女はアビゲイルなのか?という論争がなされたんだと思うし、僕もシナリオをプレイしながら、ラグクラフトとかのがまだマシだなって思ってました。

 

アビゲイルが異形のうねうねと合体する文脈がないじゃん。

史実のセイラム魔女裁判であったなら、最初の悪魔憑きであることを解釈して、巫女的な存在の英霊として考えることも可能ですが。

このシナリオのアビゲイルって、勝手に渦中に入れられた少女じゃん。

 

僕がどっかその辺のシナリオをうっかり読み飛ばしてたりしてますか。

 

後は、最終再臨絵が最悪過ぎる。

シナリオひとつも知らされずに発注かけられたんだろうか。

イラストレーターが悪い、のではなく社内でOK出すに至ったプランナー連中が最悪。

 

 

第六の文句: クトゥルフ要素に関して

 

前提でも言っていたように、僕はセイラム魔女裁判という題材を非常に楽しみにしていたので、配信決定しイントロがリリースされた段階から漂ってきたクトゥルフ感に対しては、あまり良い感情を持ってはいませんでした。

どうせTRPGで全て知った気になってる奴らが囃し立てるからと思ったのもある。

だし、逆にライター側がTRPG知識でクトゥルフを描写していくのではないか、とハラハラしていたからです。

 

蓋を開けてみると、僕は預言者でした。

 

まさか本当にニコニコとかにあるTRPGやってみた動画を参考資料にしたシナリオを見せ付けられるとは、って感じです。

邪聖剣ネクロマンサーをプレイした方が、よっぽどクトゥルフ感に溢れた世界観を楽しめます。

 

フォーリナーは異邦人と訳せるし、その内どっかで外神が絡んでくるんだろう。

その時は、流石にラグクラフト神話に対する敬意を持ってストーリーを作っていって欲しい。

 

でプレラーティが出てきてほしい。

 

 

第七の文句: シャルル=アンリ・サンソン

 

サンソンの掘り下げがなされた点は、素直に嬉しいところではあります。

 

ただ、それを魔女裁判、クトゥルフと平行して描写するだけの技量なのかスケジュールなのかが無かった所為で、中途半端と言わざるを得ないです。

 

一番書きたかったのだろうマリーとのシーン。

英霊として死んでしまうサンソンにこそ叶えられた願いというのがそこにあって、あくまでも英霊サンソンは悲願の達成を知らず悔恨の中でこれからも存在していく。

彼のマスター達にとって、一番読みたかった物語のひとつだったんだろう、と感じました。

 

だからこそ、終わり良ければ全て良しにしちゃ駄目だと思うんですね。

ロビンとの衝突だったり、カルデアからの離脱もそうだし、明確に動機が明かされないままふわふわと進み過ぎちゃってると思いました。

 

魔女裁判と処刑人、という題材ならばもっと深く丁寧に描写できたのではないだろうかと考えると、残念でなりません。

 

 

文句まとめ

 

もっと言いたいことはいっぱいあるよ、正直。

でも、トゥルーセイレムあるって信じてるからさ。

そこで伏線拾ってイライラを解きほぐしてくれることを期待してるぞ。

 

 

まとめ

 

あんまり楽しめたとは言えないシナリオでしたが、2章に向けた新たな展開も出てきたし、それが期間限定イベントじゃなかっただけ多めに見るかー、って感じ。

甘甘の甘の甘。

 

僕がこんな感想を持ったところで、どうせセイレム2ガチャは回ってしまうから届かないんだろう。

久々に最終絵てか再臨するのが嫌な鯖でした。

 

文句ばっか言ってるんで、意見とかあったらなんなりとください。

世界で僕だけしか文句言ってないんだったらそれでもいいし、なんならどこが良かったのか教えてください。

 

僕は失意が大きいよ。

 

 

あとがき

 

キャンプの話は平和だから、そっちの話題もブログで書きたいです。

妹さんのバザーを買い占めて楽しんでいます。

 

以上。