【FGO】CEDEC2018、問題のユーザーを捨てるセッションについて
さゆっとです。
各出版がニュースなり記事なり出し始めたので、僕も書いていきます。
一応、撮影禁止、SNS禁止のセッションだったから、ルール違反を助長するように違反者の画像借りるのも癪なんで。
突貫で書くので、文量が足りないのは許してください。
目次
「ディライトワークス、FGO PROJECTをプロデュースする。~ Fate/Grand Order 成長の軌跡 2015-2018 ~」
全体を通して
そもそもこのタイトルに笑わされてしまいますが。
開発者向けの技術交流に持ってくるかね、とは思います。
いっつもこういうセッションではここだけセミナーじみたことやってるけどさあ。
語れる技術が無いにしろ、場違いだよなあって感じますね。
もちろん売上げがあって大人気ゲームなのでそのプロダクトをアピールしてくのはなんも間違いじゃないけど、技術カンファレンスでやることか?と常々言いたい。
庄司パート
我々は素人だから大変だったよ~って話です。
どうでもいいですね。
石倉パート
先にこっちから。
無駄にカタカナを使うな。
代理店を入れないってのは間違っていないと思うけど、入れた方がマシになりそうな気もする。
内容よりイベント運営周り。
塩川パート
最初期メンテの画像、それ一般ツイッタラーが作ったやつ流用してない?っていうがまず。
そして件の『捨てる、プロデュース。』
ツッコんでいきたいですね。
このプレゼンを塩川氏が作ってるんだとして、言葉遣いが登壇者として相応しくないんですよ。
『外圧』にしろ『ユーザーを捨てる』にしろ。
炎上マーケティングは捨てないのかよ、とめっちゃムカつきますね。
予測可能でありきたりな企画・運営を捨てる項について、ユーザーの予測を裏切るのは、期待に応えてからにして欲しい。
悪い方向にも裏切ればそれはありきたりでない、とか屁理屈だろうが。
前例が無いことってのは、その多くの場合考えられた上でやらなかったことなんだよ。
ブレイクスルーだと思ってんのは自分達だけかもしれないと気付いてくれ。
てか予想できないことやりゃあいいってもんじゃないだろ。
プレゼン原稿書くのに御社謹製エンピツ使ってくれ。
他のソシャゲがやってることは捨てる項について、うだうだ言ってないで良いところは取り入れていけや。
それを言えるだけの技術的土俵に立てや。
まあこれは要するにスカチケとか天井とか、そういう辺りの話で、名目上そういう高レア高ステータスに頼らなくても充分楽しめるから導入しません、実際はどんなゴミでもガチャやれば回るからってことなんでしょう。
舐められたものですね。
サーヴァントとの出会いは縁だから論者の皆さん、良かったですね。
らしくないことは捨てるの項について、僕はこのゲームが始めてFateであることを知りましたね。
もうそろそろFateだと思ってやってる人いなくなったと思うんだけど。
他ユーザーと戦う要素は捨てる項について、8割は同意します。
ギルド戦とかランキング戦とかやられたら、僕も流石にすぐ止めるもん。
戦わず協力したり楽しむ方向性として、レイドバトルとか時限シナリオとかを試してるのは良いと思うよ。
内容は置いといてな。
しかし、自分との戦いを楽しむ、と運営側がFGOを定義付けるのはおかしいんじゃないですかね。
素材を周回するにしても、イベント周回するにしても、苦行みたいなモンを自分との戦いって納得させようとするんじゃねえ。
楽しませるデザインを作る努力をまずしてくれや。
ユーザーを捨てる項について、こういう言葉は使っちゃ駄目でしょ。
演説のセオリーとは言え、社内会議じゃない、外に出すスピーチを行ってる自覚は無いんですかね。
楽しんでるユーザー側もクエスチョンマークだと思うよ、これは。
つーかこの言い回しに対して、「よく言ってくれた!」系の賛同をしてる人は妄信者なんですよね。
やらせてもらってるんだから文句言うな、言うくらいなら止めろ、は暴論でしかない。
楽しいです、FGO大好き!ってやって周りの文句言わない奴等と馴れ合ってるのが心地良い、なんなら一番いらないユーザー層なんですよ。
真意がどうであれ、捨てるという言葉が使われた以上、妄信者がそれを振りかざして魔女狩りのごとく気に入らない奴等を潰していくことなんて明白じゃないですか。
極論、9部9厘楽しくやってても、宝具撃つと重くなるな~、直してほしいな~って言っただけで、お前偉大なるFGOに楯突いたな?捨てられるべきユーザーだ、死ね、となるわけです。
APPBANKの記事でも書かれてましたが、「今、『FGO』を楽しんでいないユーザー」イコール「今、『FGO』を遊んでいないユーザー」であると口頭で説明したとは言え、じゃあそう書けよ、と。
今遊んでいるユーザーに最大限楽しんでもらう、とでもすればどこにも角が立たないでしょ。
アクティヴユーザーありきなので、好意的に解釈して間違ったことではないです。
今遊んでない、もう遊んでいないユーザーに対しても魅力的に見える施策とか雰囲気作りは、やっぱアクティヴが楽しめてなんで。
だからこそ、もっと言葉を選んで、チャチな炎上マーケティングから脱して欲しいと僕は思います。
こう意見を述べるだけで、捨てられるべきユーザー判定がなされるんだからたまったもんじゃない。
まとめ
スタート地点に立ち返ってくれ。
なぜ我々が初期から見捨てなかったのか。
それは楽しんでない奴捨てるとか言ってたからじゃないだろ。
今回のセッションにカノウ氏が出席してないのは、これまでの技術面プロデュース面で語れること何もないからってのが一番だと思うけど、じゃあカノウいないなら『捨てる、プロデュース。』と題してユーザーを焚きつけ、ヘイトは旧プロデューサー陣で持っていこう、みたいな戦略だとしたら、気に入らんけど上手だなあ、って思います。
第2部以降のムーブを見てると、あながち無い話ではないと思うんだよな。
あとがき
傍から言わせてみりゃ楽しんでないユーザーの僕ですが、水着イベントも飽きフリクエ行くか~ってそろそろなってます。
自分との戦いなので。
以上。
ディスカッション
コメント一覧
いろいろとまぁ、結構きつめなことを言われてるので、ここでまとめて。
とりあえず、グランドオーダーアニメ版の主人公の中の人のイベントでのはちゃけ方は、あの人が悪いのではなく「業界自体がそのように教育しているから」だという事を基本的にお忘れなく。
私もかれこれ14~5年前になりますが、養成所のようなものに通ってた事があります。その際に講師陣に言われたのは「イベント時はとにかくテンションを維持しろ。空回りでもいいから、暗くなるな」と教えられました。
マーリンの中の人なんてもう半ば50歳近い方ですからね。芸歴もあるし、無理にテンションを上げなくても問題はありません。(そもそもあの人までテンション高めだと逆に芸歴が低い人達が自由に動けなくなります)
今の若い世代はそういうスタンスで動かなければ叱られる。だから、無理をやっている事が大半なんです。似非だとかいうのは楽ですが、そういう裏側がある事をお忘れなく。
次に、FGOアケについて。
これも単純に言えば、ゲーセン側の売り上げ問題も絡んでいます。
私も先日プレイしにいきましたが、完全オリジナル筐体で全部合わせて1千万前後の金額になると思われます。(昔はMJ筐体が他のゲームとの互換性等がありましたが今はほぼ無い)それにネットサービス料金に、電気代に、人件費に、空カードの仕入れ等で相当にお金はかかるのです。
昔みたいに湯水のように格闘ゲームをこなす人が居て、1日で基盤の代金(大体40万円ほど)を回収できる訳でもなく。新型を入れても基本的にやってくれなきゃ意味がない。回転率が良くなければ意味がない。という問題はあのような形でしか解決できないんです。
キャラカードの紐づけも、過去の艦これで特殊レアカードが最高万単位で取引されており。詐欺事件にまで発展していますので、その予防策です。
今の様々な環境は過去からの負の連鎖でもありますし。そういう事を頭の片隅にでも置いて頂けると、そんなにイラつかないんじゃないかと思われます。
奈々氏さん
コメントありがとうございます。
普通に何に対してのコメントか一瞬わかりませんでしたが。
一言で返せば、それを受け手が気にする必要はあるか、です。
イベントでの立振舞いについて、タレントなんてみんなそんなもんでしょう。
つっても毎度空回ってんだからどうよ?というお話。
それは本人が悪いって言うより脚本とか演出とかの責任ですけどね。
場数もやってんだからもうちょい良くしてくれや、というお願いになります。
アケについても、それユーザーがいちいち気にしてやらなきゃいけない問題ですかね?
まず、ゲーセンにお金落とそうと思えば別にFGOACである必要が無い。
そして、落とされるだけの魅力があるのか、という論点ですよ。
プレイした上で、これは駄目だな、というのが僕の感想。
あなたのプレイした感想はわかりませんけど。
申し訳ありませんけど、論点を理解して欲しいですね。
物事のメカニズムをよく理解してらっしゃる、説明してくださるのはまあありがたいんですが。
僕が常々言いたいのは、運営側の事情を慮る責任までユーザーに要求するのか?ということです。
今後ともよろしくお願いいたします。
次回からは該当記事にコメントしていただけると幸いです。
『初心に立ち返ってほしい』
今まで炎上したしないに関わらず彼らのインタビュー記事だとか講演会のスライドだとか、それらに目を通す度に思っていたことです。
なぜあの初期の状態からただのクソゲーとして見放されずにのっそり改善でも続けられているのか。
なぜプレイヤーに(誇張も散見されるとはいえ)プレゼンのようなものまで作って宣伝している人たちがいるのか。
それらにもちゃんと理由があって、「ガチャがインスタ映えするから」とかで火がついたわけじゃない筈なんです。
初期の運営からはまだ下手なイメージを感じていましたが、最近は本当に舐められているように感じます。
だからプレイヤーにも「プレイさせてもらってるんだから」という謎の運営目線の人たちが蔓延って、これがまた謎の衝突を引き起こすんです。
外圧はオリジナルニュアンスがあるのでまだしも、「楽しんでないユーザーは捨てる」なんて明確に支えられた背景がある限り間違っても捻り出せない言葉です。
もしかしたら、塩川氏個人のユーザーに対する認識はもう客じゃなくて「自分を話題の人物にしてくれる存在」なのかもしれませんね。
774さん
コメントありがとうございます。
初心に、は仰るとおりで同意します。
最初はFateだから、と見放さなかった層が支えていて、徐々にストーリーが良いから、キャラクターが良いから、と知らなかった人達まで巻き込んで発展してきたのは、運営手腕だけの実績では絶対に無いんですよね。
しかし忘れて、根深い人気にかまけてる部分も感じてしまいますし、なに言っても信者がアンチを殴ってくれるだろう、みたいな傲慢も感じてしまいます。
にしても『捨てる』はやりすぎな表現ですよ。
安全圏から火種を投げ入れているとしか思えません。
せっかく、このゲームには僕の嫌いな“鯖愛”でどうにでも出来る多様性があるのに、それを否定するとも捉えられる言葉ですよ。
非常に共感できたのでコメントさせていただきます。
庄司時代が決して良かったとは言いませんが、まだ「どうにかしてFGOを盛り上げていこう。お客を取り込もう」という心意気は見られました。
でも今の運営は「俺ら 人気運営だし~。人気ゲームだし~。奈須きのこだし~」としか受け解けないことばっかやってます。
何よりも問題なのはこの発表がゲーム関係者向けのプレゼンであることだと思います。
他のゲーム(スクウェアやカプコン、Cygamesなど)の発表は「如何にしてそのゲームを作り上げたか。またこの仕組はどうなっているのか」を発表されています。
なので非常に参考になった発表が多かったです。
ではこのDWの発表がゲーム関係者の役に立つのかと言われたら、正直な話まったくもって論外です。
ゲーム専門学校1年生 初めてのプレゼン発表かよってレベルですね。
名無しさん
コメントありがとうございます。
ゲーム関係者向けプレゼンで語れる技術が無いんでしょうけど、だからって心構えを語れるほど歴史も実績も無いんですよね。
同じ笑われるんでも、まだ技術担当者に登壇させて失笑されてた方が仕事になりそうなだけマシだと思うんですが。
こういうのは出ることがステータスになるとは言え、ここまでひどいとなってるのか疑問です。
初心に立ち返るどころか、FGOの運営方針は「型月が満足することが第一」で常に一貫していると思います。
それに「調子に乗るな」と文句をつけても意味がないように思います。
個人的には、「型月の無茶振りに全力で応える」を突き詰めるというメソッドなんて、
他のソシャゲ運営が参考にしようがないと思うのですが、
どうしてディライトワークスの講演に需要があるのかが不思議でならないですね。
同意できませんさん
コメントありがとうございます。
運営方針の一環について、それはきっとそうなんでしょう。
今回のセッションでも『奈須きのこ』を全面に出していましたし、これまでも原作てかアンコの落とし込みに力を入れてるアピールはめっちゃしてましたし。
でも調子乗ってるは言わせてくださいよ。
どんだけの人がプレイしてるのに、型月第一で第二がないのはダメじゃん?って思います。
同人気質の型月に満足してもらうメソッドは仰る通り参考になり難いので、やっぱりやるならば「どのような技術で無茶振りに対応したか」だと思うんですけど。
需要はそうだなあ、ブランドパワーがあればなに喋られてもいいんじゃないですかね。
検索でたどり着きました。
読みながら頷きすぎて首が痛いです。
書きたいことは沢山あったのですが、全部愚痴の様になってしまう…。
FGOをどう思うか?と聞かれれば、率直な感想は「楽しかった」
もう現在では「楽しい」と言えません。
型月好きでも文章も絵も違う人ばかりで、その餌ももう期待できない。
(「奈須きのこを全面に~」とありますが好きな人間からすれば全く感じられないですが)
であるならせめてゲームとしてだけでも充実して欲しかったと残念です。
今の時代なのか、自社製品(キャラ)で「コラボ」と称するのも理解できないですが…。
また楽しめる様になったら復帰しようとは思っています。
駄文、失礼いたしました。
クリーパーさん
コメントありがとうございます。
愚痴になっちゃうのは仕方ないね。
それだけ期待してる(た)、楽しんでる(た)ってことでもあります。
きのこを全面に、と言われてますが、前面すなわち盾にしているようにしか僕には思えません。
ゲームの充実もその通りですね~、もっと整備するところはあると思います。
ただ、自社キャラとのコラボについて、世界観的に難しいのはあるでしょう。
パズドラみたいに仮面ライダーをサーヴァント化させられても、冷めますね。
するなら、あくまでストーリーに絡ませてくるとか、それっぽいコラボ礼装とか、そのくらいでいいんじゃないかなあ、と思います。
また、そのうち復帰してみてください。
つまんねえ奴等を見なかったら、そこそこ楽しめるんじゃないかなあ。